金の魅力 金の魔力―金投資へのいざない
| タイトル | 金の魅力 金の魔力―金投資へのいざない |
| 著者 | 奥山 忠信,高橋 靖夫 |
| 出版社 | 社会評論社 |
| 価格 | 1680円 |
価値基準としての金
レビュー日:2003-03-27 評価:★★★★★
2003年1月25日号の週刊ダイアモンドの書評をみて、この本を買いました。考えてみれば、1971年のニクソンショック以後に日本で社会人となったビジネスマンは、全ての価値を貨幣で測ることに対する疑問を抱く必要はありませんでした。いや、より正確に言えば、疑問を抱く必要はないと思い込まされていたのかもしれません。この本は、金投資の入門書としても有用ですが、個人的には貨幣論として、大変面白く読みました。現在の国際的な貨幣の状況を、金を媒介項にして浮かび上がらせています。さらに踏み込んで、貨幣政策、貨幣をめぐる政治状況をも解説しています。デフレ、マネーサプライ、インフレ誘導などの言葉が新聞紙上をにぎわす世相の中、貨幣について考え直してみることは経済学者から主婦に至るま?!?、必要なことではないでしょうか。この本を読めば、各国の貨幣政策について思いをいたし、生活防衛を考える意識も湧いてくると思います。日本中の悩めるビジネスマンにお勧めの一冊です。
著者の時勢を読む目
レビュー日:2003-02-03 評価:★★★★★
共著者の一人、高橋氏の本を最初に読んだのは7年ほど前。「金―新時代への架け橋」だった。いわゆる「裏ドル」として金の動きも日々、それとなく知っており、書店で偶然に見かけて手にして読んだ。仕事柄、金についても普通の人より知っているつもりでいたが、「新時代への架け橋」を読んで、その調査の緻密さと深さ、そして何より「これからはデフレの時代だから金投資が活きる」という著者の説に、それこそ目から鱗が落ちる思いだった。そして先日、この本を本屋で見つけ、迷わず購入して読んだ。今回は奥山氏との共著によって、資産および通貨としての金の歴史と理論が付加され、恐らく普通の人々にとっても高橋氏の「仮説」が理解しやすくなったのではないか。数日前のフィナンシャル・タイムズによると、欧州でもデフレ対策として金を購入する一般の投資家が増えているという。高橋氏の説は日本ばかりではなく、金投資の本家である欧州でも実証されつつあるようだ。今、この時期に本書を世に問うた著者の時勢を読む目にも感服する。
有事も平時も注目の「金」
レビュー日:2003-01-26 評価:★★★★★
金問題のエキスパートと貨幣論研究者によって著された「金投資のすすめ」である。 本書は読みやすい文体で分量としてもほどほどにまとまっているが、内容は金に関連するあらゆる問題に渡っている。したがって一言でまとめるのは難しいが、本書の最も中心的なメッセージを取り出せば、「金はそれ自体で価値を持つ」ということではないかと評者は考える。 金自体は債権債務関係とはかかわりなく存在し、保有することができる。この点が金を他の資産から隔てる最大のポイントであろう。金の持つこの利点を、現在の政治経済状況の変動や各国政府の戦略という観点から論じたのが本書前半部であり、後半部は金および貨幣の理論的裏付けにあてられている。 金に関する類書はいくつかあるが、それらと!?!!?比較における本書の特徴は、やはり最新刊であり情報が新しく、全体の分量はコンパクトにもかかわらず網羅的で情報量で圧倒していることと、理論的パックボーンの確かさであろう。実用書としても、また貨幣一般に関する入門書としてもお奨めできる。
これからの貯蓄方法を示す名著である
レビュー日:2003-01-20 評価:★★★★★
題名に誘われるように本書を手に取ってしまったことから私の貯蓄への考え方は180度変わることとなった。ビジネス書でも大概が教授の意見ばかりで実用的でないものであったり、小難しくて途中で読むのをやめてしまう場合が多いのだが、この本は大変分かりやすく、値段も手ごろで、とてもよい本であると思う。ビジネス書は、サラリーマンや学生が対象であろうが、この本は主婦にも参考になる本なので、ぜひ読んでみて欲しいと思う。
デフレ時代の金投資
レビュー日:2003-01-16 評価:★★★★★
戦後最悪の不況に陥って10年余、いよいよとんでもない時代に入りつつあることに誰もが気付き始めている。ただ、「解」がない。そうした時代の潮流に直面し、著者は「国家が未来の展望をなくした時、個人はどのように時代を先取りし、どのように自衛すべきか―中略―本書の結論は、現物の金保有の勧めである」と言う。 本書はいたずらに金投機を勧める相場本ではない。現実離れした学術書でもない。あくまで、海図なき時代を生き抜かなければならない庶民のためのメッセージだ。まずこの点が、本書を素直に向き合える理由だ。2部構成の第一部「金があなたの資産を守る」では、高橋靖夫・国際投資経済研究所所長がポリティカル・エコノミー(国際政治経済学)の手法で金の真実を抉り出し、「逆ニクソメショック」ともいうべき金の復活シナリオを示す。「金本位制として金が甦る」と題した第2部では、奥山忠信・埼玉大学経済学部教授が貨幣としての金の歴史からその将来を描き出す。 高橋氏は1995年、『金 新時代への架け橋』(総合法令)で、デフレ時代における金投資の必要性を訴えた。「インフレヘッジとしての金」という錆付いたセリフに縛られたマスメディアやマーケットでは、氏の主張を理解できなかった向きも少なくなかった。しかし、その7年後、日本では78年の「金の完全自由化」以来第12回目の金ブームを迎えた。氏の主張が証明されたのだ。 金だけでなくドルは、米国は、そして世界の通貨制度はどこへ向かっているのか…そうした疑問に正面から取り組んだ本書は、知的興奮に溢れてもいる。
ウェルス・マネジメント―FPのための資産最適運用の実践ガイド
| タイトル | ウェルス・マネジメント―FPのための資産最適運用の実践ガイド |
| 著者 | ハロルド・R. エバンスキー |
| 出版社 | ダイヤモンド社 |
| 価格 | 3360円 |
FPの必読書(テストには出ないが)
レビュー日:2006-01-13 評価:★★★★★
FPとしての必要な知識が詰まっているし、個人投資家が読んでもためになる知識が満載である。
無味乾燥な理論記述でなく、温かみのある倫理性が感じられる。
特にパッシブファンドの有用性を認めつつも、アクティブファンドの魅力を説く箇所(263頁)は顧客心理を良くわかっている人でないと書けない部分である。
私は数億円の投資をする人に話すにはこの理論を適用することにしている。(1千万円でも有効です)
お金持ちは「儲けたいし守りたい」という矛盾した気持ちを持っているのでこの本は適切なガイドになる
すばらしい本です
レビュー日:2005-09-09 評価:★★★★★
小生も、資産運用について勉強中である。ようやく、資産運用の「いろは」が理解できるようになってきたと思う。正直なところ、初めてこの本を読んだときは理解できないところが多々あった。今では7?8割くらい理解できる。資産運用についてのポイントが凝縮されているといっていいだろう。FPであり、投資先についてアドバイスをするものならば、この本を読むだけでなく、理解し、実践していなければ、アドバイスをする資格はないように思える。この本を読んだことがあるか?どのように活用しているか?と資産運用担当者に問い、その答え如何で担当者の力を判断する、ひとつの基準を与えてくれるだろう。このような本が少ないようでは、投資分野において、世界から日本が取り残されているように思えてならない。
上級FP向け
レビュー日:2004-11-13 評価:★★★★☆
FP3級レベルの人には難しいし、必要ないと思う。とにかく、流動性預金5000万円以上の顧客を相手にするFP(証券会社、生保、銀行員)の参考にはなるかもしれないが、それ以下の層の顧客と顧客を相手にするFPにも使えない。ラップ口座が一般に言われるようになった昨今だからこそ売れているのだろう。名著だけれども、合わない人には無用の長物になるので注意かもしれない。
ファイナンシャルプランナーの必読
レビュー日:2004-07-06 評価:★★★★★
_客の役に立つファイナンシャル・プランナーを目指すあなたは、この本を読まずいてはいけない。ファイナンシャル・プランナー実務では顧客の投資教育が大切なことは、経験者なら分かるだろう。しかし、どうたるかについて教えてくれるのは少ない。そのときに大いに役に立つ本だ。他にも、MPTやAA、効率的フロンティアの話などFP実務者に必須ながら、試験には出ない話が満載。ファイナンシャル・プランナーを選ぶときにも役に立つ。この本を読んでいるかどうか聞けば、レベルが分かる。_
非常に実務的で有益だが、多少違和感もある
レビュー日:2003-02-11 評価:★★★★☆
ファイナンシャル・プランナーの業務の進め方や、理解しておくべきことについて、豊富な経験をもとに具体的な例を挙げつつ解説を行っている。投資理論に関しては、モダンポートフォリオ理論から、近年話題となっている議論まで、いろいろな人の意見を引用しながら筆者の考えを述べている。筆者は、この理論が正しいと押しつけるわけではなく、FPは様々な最新の理論を理解しつつ、その中で自分のポリシーを確立し、顧客に説明できることが重要だと主張しており、共感できる。ただ、筆者が対象としてきた顧客は50万ドル以上を長期間手をつけずに投資できる人たちに限られており、このあたりで少し違和感があることは否めない。
使える金融英語100のフレーズ
| タイトル | 使える金融英語100のフレーズ |
| 著者 | 柴田 真一 |
| 出版社 | 東洋経済新報社 |
| 価格 | 1890円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
ビジネス英語学習者には一押しでオススメ
レビュー日:2007-04-14 評価:★★★★★
この本、ビジネス英語学習者には一押しでオススメです。
金融や経済ニュースで使われる100の表現を取り上げ、
著者の解説とフレーズにより使い方を学ぶという構成です。
take hold (勢い、流れなどが)持続する、継続する
underpin 支える
weather (困難を)切り抜ける、耐え抜く
paint a rosy picture バラ色の絵を描く(明るい見通しを立てる)
turn around (会社の業績や経済が)好転する
これが最初の5つの表現です。これらの表現はすでに皆さんも
知っているかもしれません。しかし本当に身についているかと
いうといかがでしょうか。
この本で読み直すとニュアンス的な所が理解できます。
非常に優れた本であるといえるでしょう。
著者はロンドン在住の証券マンです。
全部、丸暗記する価値あり
レビュー日:2005-12-23 評価:★★★★★
今年出版されたビジネス英語本の中でも「絶対買い」の一冊です。
本書を手にとって購入するような方は、見出し語を見ても意味が分からないものばかり...というレベルではないはず。むしろ本書に載っているキーセンテンス100+増強センテンス400の500例文は、これらに含まれる英語表現をActive Vocabularyとするために(すなわち自分で書けて話せるようになるために)利用すべきものとしての価値があると思います。
現役証券マンのナマ金融英語
レビュー日:2005-11-29 評価:★★★★☆
柴田さんはロンドンで働く現役証券マン。東洋経済に連載されていたものをまとめられたのがこの本だそうです。
「たった100のフレーズですぐに表現力倍増」というサブタイトルは?ですが、柴田さんのロンドン生活のにおいをかぎながら、金融記事によく出てくる英語を整理すると、なるほどこうなるのか。。。と思いながら読みました。
専門分野の英語をマスターするための技術をどう確立するかというのは、実はトレーナーをやった経験もある私にとってひとつの課題であり、この本も材料を与えてくれました。例えばこの本で紹介されている計500もの例文を、繰り返し、繰り返し体に叩き込むような方法を組み合わせるのが最良の方法なのかなと思います。
もうひとつ言えば、ある業種の英語に精通するには、いくら人の解説を読んでも分からない部分が一杯出てくる。金融の世界にいないと、その中の一部の職種でした使わないことばの意味はやはり分からない。それは、実務経験の不足の故です。
こういう意味では、ここを補うような金融そのものを英語で解説するような本の存在が望まれるところです。柴田さんも、金融英語のメルマガを発行されているとのこと。このあたりの問題意識をきっとお持ちなのだと思います。
自然と身につく
レビュー日:2005-10-18 評価:★★★★★
国際ビジネスの現場にいる著者だけに実用的な読み物としても読む者を飽きさせない。読み進むうちに自然と有用な表現が身についていく感じだ。増強センテンスや単語チェックもあり、学習者に対するニーズも満たせる本といえる。
これは面白く読みやすい!
レビュー日:2005-10-11 評価:★★★★★
著者の「金融英語入門」も現場感覚あふれる実用的な本だったが、今回は、フレーズごとにまとめてあり、より読みやすく、親しみやすい仕上がりだ。金融という枠を超え、国際派ビジネスパーソンとして知らなければならない言い回しを、用法やニュアンスを含め、丁寧にひも解いている。著者のビジネス体験、ヨーロッパの事情に触れながら、軽いタッチで説明しており、読んできて飽きない。ヨーロッパのビジネス事情が知りたいという読者にもお勧めだ。
タートルズの秘密 ? 最後に勝つ長期トレンド・フォロー型売買
| タイトル | タートルズの秘密 ? 最後に勝つ長期トレンド・フォロー型売買 |
| 著者 | ラッセル サンズ,鶴岡 直哉 |
| 出版社 | パンローリング |
| 価格 | 20790円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
米国式のチャートが好きな人向け
レビュー日:2006-06-29 評価:★★★☆☆
米国式のカギ足チャートが好きな人向けだと思います
日本式のローソク足しか読めない人はとても読みにくい
本です。
基本的にはブレークしたところを捉えてトレンドに乗って
行く手法ですが、後半の売買記録を読み込まないと真実は
分らないと思います。読み込むためには米国式チャートに
抵抗が無い必要があります。
前半だけだと価格だけの価値は無いと感じるでしょう
米国式のチャート好きの人が少ないと思うので星3つです
タートルの秘密
レビュー日:2006-03-19 評価:★★★☆☆
この本の内容は知っていて買いました。
知っているけど、集めるのが好きで買ったと
いう感じです。ここに出ている手法は
初めて読んで実際にやるには検証したりとルールを
守り抜くことが大切に思えました。
高額本なので見た目はバッチリです。
本を収集するのが、趣味な人には立派な本です。(お勧めです)
もう、4年半前に買って読んだのですが
レビュー日:2005-12-29 評価:★★★★☆
この本を読んだのは2001年の6月か7月だったと
思います。
当時は、現在(2005年)のような強烈な上昇トレンドなど
もう日本市場には来ないかも知れない、と思いながら
読みましたが、確かに「あの1ページ」だけは
この本代に「見合う」と言うか「元が取れる」様な
市場環境になったと言っていいでしょう。
(この半年だけは。勿論、市場環境は今後、変化していくでしょう。)
トレンドフォローでいくか、レンジの揉み合いを逆張りで
取っていくか、どちらが良いかは、
朝まで、1千夜討論しても、いい事ではありますが、
「俺はこうやって儲けたんだから、このやり方が絶対正しいんだよ。」
的な物言いでは、議論になりません。
トレンドかレンジかどちらでいくか決める前に
その人が自分で
バックテスト(検証)をやれば
それでいいのでは。
星ひとつの価値もなし
レビュー日:2005-02-24 評価:★☆☆☆☆
世の中に数ある本のなかでも、これほど価格にたいして中身のない本もないでしょう。たしかに、ほんの2ページほどは、投資手法にかんする記述はありますが、そんなのすでにみんな知ってるようなもので、なにもいまさらって感じですね。これ買うくらいなら、そのお金で、競馬にでも行きましょう。そのほうが、リターンも多いかも。
これが使える市場があるか?使いこなせるトレーダーがいるのか?
レビュー日:2005-01-26 評価:★★☆☆☆
大都会の大きな本屋で運良くビニル袋かけしていなかったら立ち読みしてみましょう。おそらくあなたのトレードに役に立つ箇所が実質的に数ページでもあれば幸せです!まあ国内取引でやっている経験浅い方にとっては宇宙語!!です。かといって投資経験が長い方にとって役立つかどうかは・・・この本を買うこと、そのものが一つの投機だなと感じました。
UFJ三菱東京統合
| タイトル | UFJ三菱東京統合 |
| 出版社 | 日本経済新聞社 |
| 価格 | 1575円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
UFJ再編劇の途中経過
レビュー日:2004-12-11 評価:★★★☆☆
この本を読むにあたって、まず前提条件として頭に入れておかないといけないのは、UFJをめぐるメガバンクの再編劇はまだ終わっていないということです。今後の統合比率の発表、株主総会、そして統合した後の組織改変とその実際の運用など、この再編の真価を図る要素はまだまだ沢山あり、むしろこの本に書かれているのはその序章だと言えます。 この本を通じて知ることが出来るのは、UFJとMTFGが統合に至る過程、またそれを阻止しようとするSMFGの駆け引き。そしてその前提として、UFJがなぜ自主再建を断念せざるを得なかったのかという2点です。 全体として、新聞報道にあったレベルの記載にとどまったのが、残念でした。 もう少し、統合交渉やSMFGの提案内容などを深く掘り下げて検証しても良かったのではないかなと思います。特にMTFGが資本増強の見返りとしてUFJに飲ませた擬似ポイズンピルやそもそもの統合交渉が住友信託との独占交渉権に反した点などについて、合法的なのか等、詳細な検証があっても良かったのではないかと思います。 3章以降で、今後の日本の金融業界についての予測が書かれていますが、これはいままで議論が尽くされた範疇を超えないものだったので、このような記事に紙面を割くのであれば、もう少し他の内容を書いて欲しかったなと思います。 この不満は、あくまでもこの本が、再編劇の途中で書かれたものであるから仕方ないのですが、、、 ある程度事態が進行したところで、再びこの再編劇を振返る書物を出して欲しいなと思います。
歴史的意味を解き明かす
レビュー日:2004-11-07 評価:★★★★★
小林慶一郎氏が言うように「2004年は、不良債権問題が本当に峠を越した画期的な年と後世に記憶されるのかもしれない」。その意味で、UFJと三菱東京の統合は、ダイエー再建と並ぶ象徴的な出来事に違いない。この本は、その歴史的な意味を2002年秋の竹中金融行政の始まりから解き明かしているが、欲を言えば、新3メガ時代の分析などに費やした第三章、第四章は、失われた10年の検証にあててもらいたかった。それでも数冊出始めたUFJ物の中では秀逸で、金融史を語るのに必須の本となりそうだ。
現代日本金融史=利害の一致とそれぞれの思惑
レビュー日:2004-11-03 評価:★★★★★
検査忌避を端緒として金融庁、外国人投資家、市場からの批判を受けるUFJ銀行。当初はUFJ信託を住友信託への売却することで完結するはずだったシナリオが崩れさらなる自己資本の充実を求められた。UFJ銀行は公的資金を完済した東京三菱の誘いを受け、住友信託への信託売却を反故にしてでも銀行組織、職員の生活を守ろうとした。そこで参戦するのが三井住友銀行。万年3位となりかねない三井住友は別グループの住友信託、中央三井信託との大連合を睨みながらUFJ銀行との合併を図ろうとする。広く知られていないリーク資料を交えつつ、報道資料によるUFJ銀行の動き、金融当局の動きをフォローアップするこの本は、誰が読んでも面白いです。
迫真のノンフィクション!
レビュー日:2004-10-29 評価:★★★★★
「へえ、こんなことが起きていたんだ」。三菱UFJグループ誕生までのドラマが読める。不良債権問題に翻弄されたUFJの経営陣や、虎視眈々と再編の機をうかがっていた東京三菱銀行の三木会長、UFJ奪還に執念を燃やす三井住友銀行の西川頭取の姿が再現ドラマのように迫ってくる。迫真のノンフィクションは小説よりもおもしろい。
UFJ三菱東京東京
レビュー日:2004-10-29 評価:★★★★★
UFJが自主経営困難に追い込まれ、三菱東京との経営統合に踏み切るまでのドラマが迫真のファクトで描かれている。一方で、意外なことではあったが、この経営統合が成立した理由が、単なるUFJ救済ではなく、三菱東京側にも規模の拡大への渇望があったことがわかった。
ハゲタカ投資家―不良債権は蜜の味
| タイトル | ハゲタカ投資家―不良債権は蜜の味 |
| 著者 | ヒラリー ローゼンバーグ |
| 出版社 | 日本経済新聞社 |
| 価格 | 2310円 |
究極の逆張り
レビュー日:2002-11-23 評価:★★★★☆
ハゲタカ投資家とは倒産企業などを対象とする究極の逆張り投資家である。日本ではあまり知られていない、そしてこれから必要となる投資家たちの姿が良く分かる一冊である。この本を読むと将来自分もこういう分野へ進みたいという気持になる。
真のプロフェッショナルの世界
レビュー日:2001-04-06 評価:★★★★☆
「ハゲタカではない、不死鳥である」、と言ったのは本書にも出てくる名だたるハゲタカファンドのマネージャー、ウイルバー・ロス氏。破綻した幸福銀行を買った関西リカバリーファンドを率いている。ハゲタカか、不死鳥かはともかく、このようなビジネスが米国の事業再生に大きな役割を果たしたことは間違いのない事実である。現在、日本を舞台に「蜜の味」を求めて様様な役者が登場しているが、ここで勝つのは一握りの真のプロフェッショナルだけである。残念ながら、この分野はまだ、米国の投資銀行・ファンド等の独壇場の感もあるが、日本企業の法的破綻・再生のプロセスを通じ、一部日本の投資銀行、弁護士の中にもプロが現れる萌芽は感じられる。本書は、この分野で活躍しようとする人達には必須の!本である。
新 JAL vs ANA 最後の攻防
| タイトル | 新 JAL vs ANA 最後の攻防 |
| 著者 | 杉浦 一機 |
| 出版社 | 中央書院 |
| 価格 | 1785円 |
| 発送可能日 | 通常24時間以内に発送 |
日本の航空業界の過去〜現在
レビュー日:2006-02-01 評価:★★★★☆
タイトルは何だか挑発的ですが、中身は冷静な記述がなされています。
JALとANAとの長い競争の歴史を中心に、JASや欧米の航空会社も時々話題に入っています。広い視野から見た日本の航空業界の歩みがわかりやすくつづられています。
双方の収益性についての分析、社風について、海外戦略について、航空輸送以外のビジネスについて等々、多角的なテーマが取り上げられており、偏り無く、読みやすいです。
業界事情がよくわかる
レビュー日:2003-06-04 評価:★★★★☆
タイトルはおどろおどろしいですが、中身は大変まっとうです。 日本の航空業界はどうしてこんなにダメになっちゃったのか、 海外ではどんなことが起こっているのか、 JALとANAはそれぞれ何を志向しているのか、 そして何が足りないのか。 航空業界誕生当時までさかのぼり、歴史もわかります。 業界に興味がある人にとって、一冊でだいたいすべてをカバーしている本書は非常に役立つと思います。 抑制された筆致も好感が持て、オススメできます。